普段はあまり気にしていないかもしれませんが、東京には地域色あふれた魅力的な「地域資源」が存在しています。
一方で、コロナ禍で顕在化した新たな問題など、解決すべき様々な「都市課題」も抱えています。
「TOKYO地域資源等を活用したイノベーション創出事業」は、地域で親しまれている「地域資源」を活用、もしくは東京の「課題解決」というテーマでの新製品開発を後押してくれるものです。
これらを支援することで、地域発の小さなイノベーションを創出し、地域経済の活性化を目指しています。

目次
1.助成事業の内容
2.対象となる地域資源とは
3.対象となる都市課題とは
4.申請までのスケジュール
|助成事業の内容
申請区分 | ① 地域資源活用事業 | ② 東京の都市課題解決事業 |
対象事業 | 東京都内の地域資源を活用した、新製品・新サービスの開発・改良事業 ※ | 東京の「都市課題解決」ができる、新製品・新サービスの開発・改良事業 ※ |
助成対象者 | 中小企業者(会社・個人事業者)、中小企業団体等、 一般財団法人、一般社団法人、特定非営利活動法人 | |
支援内容 | (1)助成金 (2)地域応援アドバイザーなどの専門家派遣支援 | |
助成対象経費 | <開発費> (1)原材料・副資材費、(2)機械装置・工具器具費、(3)委託・外注費、(4)専門家指導費、(5)賃借費、(6)産業財産権出願・導入費、(7)直接人件費 <試作品広報費> (8)広告費、(9)展示会等参加費、(10)イベント開催費 | |
助成限度額 | 1,500万円(申請下限額 100万円) | |
助成率 | 1/2以内 都市課題の「環境・エネルギー」は2/3以内 | |
助成対象期間 | 令和6年11月1日 ~ 最長で令和8年10月31日まで |
※パッケージデザインの変更のみ等は、対象になりません
|① 対象となる地域資源とは?

対象となる地域資源は、下記の3つのすべてを満たすものです。
- 地域の中小企業等が共有して活用できる
- 生産量、品質、機能、歴史的・文化的背景等の面で特徴があり、ある程度認識されている
- 農林水産物、鉱工業品・生産技術である
上記をすべてを満たすものとして、東京都が指定した地域資源がありますので参考にしてください。→「TOKYOイチオシナビ」
また、東京都指定の地域資源の品目以外でも、上記1~3を全て満たせば申請可能です。

|② 対象となる都市課題とは?

東京の都市課題は、上の13分野となります。
いずれかの課題解決ができる取り組みが助成対象となります。
■ 過去の採択企業
過去に採択された事も参考にしてみてください。
事業者名・申請テーマ・事業内容等はこちら(公益財団法人 東京都中小企業振興公社 HP)
|申請までの流れ

① 事業説明動画(オンライン動画を視聴)
② 申請エントリー 期間:令和6年5月10日(金)9:00~6月28日(金)17:00
③ A:申請前相談会(Bを受けていない方は必須)
申請書(案)をもとに、専門家が相談に応じます。
・①の動画視聴後に予約
・事前に申請書(案)を作成しておくこと
【相談の例】
事業計画が現在の表現で伝わるか
記載すべき事項が記載されているか 等
B:イノベーション創出相談会(Aを受けていない方は必須)
事業計画の相談会です。
・期間:通年開催(平日に45分間程度)(要予約)
・相談方法:来社・オンライン(ZOOM)
【相談の例】
アイデアは持っているが、この助成金に合っているか
将来的に申請を考えており、事業計画から相談したい 等
④ 申請書類の提出(電子申請のみ)
提出期間:令和6年7月4日(木)9:00~7月18日(木)17:00
※書類の提出には上記①②③が必須です。
※国が提供する「Jグランツ」で申請します。
申請には、「gBizIDプライム」アカウントが必要です。
事前に「GビズID」でアカウントを取得しておきましょう(発行に2~3週間かかります)。
【GビズID】公式ウェブサイト
弊社でも、申請に関する相談(無料)を行っています。お気軽にご連絡ください。
